はしがき
19世紀までの化学は元素を(存在根拠を問わずに)経験的に扱ったが、その後、原子の量子力学は元素の存在根拠を明らかにした。同様に、現在までの生物学は細胞を(存在根拠を問わずに)経験的に扱うが、細胞宇宙の量子力学は細胞の存在根拠を明らかにする。
細胞宇宙と背景宇宙はプランク定数の値が物理宇宙と異なる非物理宇宙である。細胞は背景宇宙から物理宇宙誕生時の
を非力学的に取得して、粒子数が1の(架空の)理想気体の状態方程式
をつくる。ただし、体積
と圧力
は細胞の最小体積(マイコプラズマジェニタリウムの体積)と最大圧力(細胞が持続的に存在できる最大圧力)である。この(架空の)1個の粒子をマイコプラズマジェニタリウムに対応する1個の細胞宇宙重水素に非力学的に変換するとき、細胞宇宙は細胞から(架空の)
を非力学的に取得する。(自然型が優位のとき、情報の伝達は物理宇宙を経由する必要がある。)
細胞宇宙は取得した
の黒体放射(プランク分布)をつくるが、それはある生物がつくる全タンパク質の質量分布に非力学的に変換される。この変換に基づき、細胞宇宙光速度の平均値、細胞宇宙プランク定数、細胞宇宙電気素量が求まるので、それらの検証は細胞宇宙が取得した
の検証でもある。すなわち、それらの検証は3者(背景宇宙、細胞、細胞宇宙)が連携して物理宇宙誕生時の
を記憶することの検証である。
物理宇宙誕生時の
が特定されないとき人間社会は起源が非単一の社会制度(複数社会制度=保守主義社会)だが、物理宇宙誕生時の
が特定されるとき人間社会は起源が単一の社会制度(単一社会制度=資本主義社会)である。単一社会制度には不動産宇宙(プランク定数の次元が物理宇宙と異なる非物理宇宙)が生じるが、これは細胞宇宙の人間社会における類似物である。細胞宇宙が生体を構成するように、不動産宇宙は都市を構成する。国(固有の法を持つ地域内移住が容易な最大地域)が通貨高による勤労所得喪失に対して一種の社会保障として機能するためには、都市は国よりも十分小さい必要がある。
目次
6章 物理宇宙の誕生
6.1 インフレーションと観測関数
6.2 ダークエネルギーと宇宙定数フェルミ分布
7章 背景宇宙のプランク定数
7.1 物理宇宙と背景宇宙
7.2 背景宇宙と細胞宇宙
8章 細胞宇宙のプランク定数
8.1 細胞宇宙と物理宇宙
8.2 細胞宇宙の黒体放射
9章 不動産宇宙のプランク定数
9.1 架空の理想気体と不動産宇宙
9.2 不動産宇宙の黒体放射
10章 単一社会制度とハラスメントコントロール
10.1 単一社会制度とGDP連動債
10.2 不動産宇宙と固定為替相場
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