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 観測はエントロピーを増やすので非因果的(non-causal)だが、観測回数(時間)が十分に大きいとき、エントロピーは極大に達するので、時間の進行は因果的になる。しかし、時間の逆行は、この因果的な時間の進行を非因果的に刷新して、本来の観測を復活させる。
 時間の逆行は、因果的な時間の進行を壊すので、非因果的過程である。また、時間の進行は巨視的だが、時間の逆行は微視的である。(原子や細胞は、時間の逆行が存在する証である。)エネルギー E が保存量のとき、時間の進行は正エネルギーと正温度で生じ、時間の逆行 - Δ t は負エネルギーと負温度で生じると考えると、波動関数 ψ の時間発展 ψ t = e i E t / ψ 0 により、 - Δ t のあいだに生じる非因果的過程は、時間の進行を非因果的に書き換える。(ただし、時間の逆行はエネルギー E を非因果的に書き換えるので非ユニタリー的である。また、時間の進行を書き換える時間の逆行の選択肢は無数にある。)自然界ではこの非因果的な書き換え(時間の進行の刷新)が人間原理を実現する。また、エネルギー E が非保存量のとき、時間の進行は負エネルギーと正温度で生じ、時間の逆行は正エネルギーと負温度で生じると考えると、時間の逆行は時間の進行を非因果的に書き換える。自然界ではこの非因果的な書き換えが宇宙検閲を実現する。
 観測者と観測対象は物質宇宙と非物質宇宙に分かれて存在する。ただし、自我(自由意思)を持つ観測者は非物質宇宙におり、それが観測する観測対象(プライバシー)は自我を持たない観測者となって非物質宇宙を観測する。(ある自我が自分のプライバシーの観測を別の自我に許諾するとき、ある自我はプライバシーを通じて別の自我を観測する。また、観測が物質宇宙と非物質宇宙をまたぐことはワンウェイだが、ワンウェイが物質宇宙と非物質宇宙を往復して元の宇宙に戻ることはデイトリッパーである。)自然界の非物質宇宙は背景宇宙と細胞宇宙であり、人間社会の非物質宇宙は不動産宇宙である。非物質宇宙の原子は、古典的位置を持つとき、独立した自我を持ち、背景宇宙原子の自我は人間原理や宇宙検閲を実行し、細胞宇宙原子の自我は生物の行動を実行する。
 人間(不動産宇宙)は、ほかの不動産宇宙との(デイトリッパーによる)関わりを(不動産宇宙質量を減らすことで)減らして背景宇宙と(2個のワンウェイにより)結びつくとき基礎研究を行い、背景宇宙から切り離されてほかの不動産宇宙との関わりを(不動産宇宙質量を増やすことで)増やすとき基礎研究に付加価値(所得)をつけて人間社会を刷新する。また、人間(不動産宇宙)は、ほかの不動産宇宙との(デイトリッパーによる)関わりを(不動産宇宙質量を減らすことで)減らして細胞宇宙と(2個のワンウェイにより)結びつくとき世代交代(生殖と死)を行い、細胞宇宙から切り離されてほかの不動産宇宙との関わりを(不動産宇宙質量を増やすことで)増やすとき世代交代に付加価値(所得)をつけて人間社会を刷新する。この基礎研究と世代交代により、細胞宇宙の微細構造定数は不動産宇宙に継承される。なお、生物界では、保存則の逆過程(人間原理的過程)はアポトーシスであり、核力の生成をのぞく非保存則の逆過程(宇宙検閲的過程)は生殖細胞である。また、人間社会では、保存則の逆過程(人間原理的過程)は税と社会保険料であり、核力の生成・統合失調症・基礎研究・世代交代をのぞく非保存則の逆過程(宇宙検閲的過程)は刑罰である。
 不動産宇宙原子は、古典的位置を持つとき、独立した自我を持つ。この独立自我は独立プライバシー(自分以外は観測できない観測対象)を生み、エントロピー 0 の状態を実現する。このエントロピー 0 の状態は、資本主義社会における時間の進行の健全な刷新(経済成長)を実現する時間の逆行(逆過程)の結果である。しかし、プライバシーの侵害(他者の独立プライバシーを無断で観測すること)は、独立プライバシーの持ち主の自由意志に反してエントロピー 0 の状態を壊して、逆過程の終了と不健全な刷新(統合失調症)を強制し、健全な刷新(経済成長)を妨害する。この状態における自我は、不健全な刷新(統合失調症)を避けるために独立性を放棄して集約自我(王)をつくる。(王国では、自我の放棄の観測がエントロピーを増大させ、自我の放棄の非観測(統合失調症)がエントロピーを減少させる。)この集約自我(王)は、間接民主制では集票に対応し、軍備を生む世代交代と基礎研究により軍備を生成し、その独占的商用利用により所得(これは本来の世代交代と基礎研究から搾取したものである)を生成したあと、自分の金融資産のみを増やす。(軍備の目的は殺戮と破壊だが、独占資本の目的は他者の利潤の殺戮と破壊であり、健全な刷新(経済成長)を妨害する。これは統合失調症の発生と結びつく。(弱い立場はプライバシーだが、そのプライバシーを(強い立場の者が)侵害するとき、経済成長は停滞する。弱い立場が強い立場に刷新されるとき利潤が生じるが、その利潤の搾取・殺戮・破壊の本質はプライバシーの侵害である。))この王が持つ金融資産は、人間社会が最初に観測する金融資産であり、軍備や王国の領土と同様に集約プライバシーに対応する。
 健全な刷新が生じる人間社会は資本主義社会である。資本主義社会では位置(これは国に対応する)と所得(これは都市に対応する)が観測対象である。位置に関する極大エントロピーの刷新は国の刷新(自由な都市間移動と職業選択)であり、所得に関する極大エントロピーの刷新は都市の刷新(基礎研究の商用利用と経済成長)である。一方、それらの逆過程は世代交代(生殖と死)と基礎研究であり、社会保障(所得喪失の補填)の対象である。極大エントロピーが刷新されるとき、基礎研究や世代交代のプライバシーは他者に観測が許諾され、減少していた不動産宇宙の質量が増加に転じる。このプライバシーの観測を許諾する相手の範囲(国や都市の範囲)は国や都市のプライバシーである。資本主義社会では、プライバシーの侵害は自我の正常な働きをターゲットとする刑法犯(非在来刑法犯)であり、肉体と財産をターゲットとする刑法犯(在来刑法犯)とは区別される。(在来刑法犯は誰の目にも明らかな巨視的犯罪であり因果的に裁かれるが、非在来刑法犯は被害者にしかわからない微視的犯罪であり非因果的に裁かれる。)
 一方、王がいる人間社会は王国である。王国では軍備の刷新と王の金融資産の増加が同一視され、それが資本主義社会における経済成長と入れ替わる。(このとき、基礎研究の商用利用と経済成長は停滞する。)王国では独立自我が否定されて集約自我(王)が生じるので、不動産宇宙原子は集約不動産体積のなかに閉じ込められて古典的位置を失う。(王国の不動産宇宙重力は、古典的位置がつくる重力ではなく、ダークエネルギーフェルミ分布の励起状態である。)そのため、王国の不動産宇宙の5個の基礎定数(不動産宇宙光速度、不動産宇宙プランク定数、不動産宇宙重力定数、不動産宇宙電気素量、不動産宇宙原子質量)を決めるための式が1個不足するが、王国連邦は客観性を装いその不足分を穴埋めする。王国では生殖と基礎研究のプライバシーは侵害される。すなわち、王国では、性交と他者から観測されるための(型にはまった)生殖(結婚)が生じて本来の生殖(自分の自由意志にもとづく生殖)が消え、同時に他者から観測されるための(型にはまった)基礎研究が生じて本来の基礎研究(自分の自由意志にもとづく基礎研究)が消える。(なお、集約自我(王)と性交の同一視は、王国の国民の性交相手を固定する。また、集約自我(王)は、溺愛と戦争(殺戮と破壊)を生む。)
 国(これは通貨を発行しない)や都市(これは通貨を発行する)は、プライバシーの観測が許諾される範囲だが、その範囲を外側に広げることは、国や都市のプライバシーの侵害である。たとえば、言語と国旗はともに象徴だが、言語が国内を流通するのに対し、国旗は国外を流通する。したがって、国旗は国のプライバシーの侵害である。(言語は国外で流通するとき翻訳されるが、国旗は翻訳不能である。)また、通貨は都市の内部を流通するが、それが都市の外部にも流通するとき、王国連邦の通貨になる。したがって、王国連邦の通貨は都市のプライバシーの侵害である。(国や都市のプライバシー(これは国や都市の外側に対応する)の侵害は、国や都市のなかの世代交代や基礎研究のプライバシーの侵害に付け替えられるとき、王国連邦と王国の境界が決まる。)資本主義社会は国や都市の憲法なので、資本主義社会は単一社会制度である。(これは資本主義社会の不動産宇宙の基礎定数が一意的に決まることに対応する。)一方、保守主義社会は社会制度が王国連邦の数だけ存在する複数社会制度である。(これは王国の不動産宇宙の基礎定数を王国連邦が恣意的に決めることに対応する。)
 集約自我(王)のもとでは、経済主体は王のみなので、金融資産増加率が王に偏る。一方、自我の独立性が保証されるとき、人間1人1人が経済主体になるので、金融資産増加率を均等にするエントロピー増大が(都市ごとに)生じる。この(都市ごとに生じる)エントロピー増大は、人間社会から王を排除して、保守主義社会(複数社会制度)を資本主義社会(単一社会制度)に変える。(保守主義社会では王(法律)が王国の国民の自我を否定するが、資本主義社会では法律はガバメントが生産して有権者が消費する商品である。)
 保存量の観測で正エネルギー粒子が生じるとき、そのエネルギーと相殺する静止負エネルギー粒子(光媒質)や非静止負エネルギー粒子(ディラックの海)が生じる。また、非保存量の観測は、光媒質の増殖やディラックの海(のなかのエネルギーがマイナス無限大の粒子)の増殖に対応する。光媒質の増殖からは重力が生じ、ディラックの海の増殖からはクーロン力が生じる。
 ディラックの海は単位体積内で増殖するので単位体積内で完結する系(ローレンツ変換に対して不変な系)である。一方、光媒質の増殖は単位体積の増殖なので単位体積内で完結しない系(一般座標変換に対して不変な系)である。したがって、電荷は集積せず、質量は集積する。
 非保存量の観測は重力とクーロン力を生むが、保存量の観測(非保存量の非観測)はそれらを打ち消す負の力(負の重力(ダークエネルギーのような斥力重力)と負のクーロン力(クーロン斥力))を生む。また、非保存量の観測の逆過程は核力(デルタ関数)と宇宙検閲(局所的にバリオンの重力を核力と同じにすること)を生むが、保存量の観測の逆過程はそれらを打ち消す負の力(核斥力)を生む。
 負エネルギー粒子の固有状態を i で指定する。(この固有状態は、ディラックの海では運動量が決め、光媒質では位置が決める。)このとき、固有状態 i のエネルギーを u i とし、その固有状態 i に入る粒子数 N i とすると、全エネルギーは U = i u i N i である。(全粒子数 N は増殖するので、この全エネルギー U は非保存量である。) u i N i u ( N ) d N で近似できるので、全エネルギーは U = 0 N u ( N ) d N である。また、それと並行して、 N i を確率変数とする多項分布 P ( N ) と、その積分 ϕ = 0 N P ( N ) d N が生じる。(これらの積分(を N で割ったもの)は巨視的な量(平均値)であり、 N 個の粒子の固有状態 i への分配という微視的な情報を省略する。) U = i p i U i U i = u i N p i = N i N N = i N i とすると、非保存量 U のもとで、化学ポテンシャルの標本平均 μ 0 = i U i p i N + i p i U i N が母平均 μ = i p i U i N に近づく過程(エントロピー増大)は、 p i を均等確率にする。この均等確率にもとづいて生じる P ( N ) は等方的ユークリッド空間をつくる。(空間の次元を3にまとめるとき、その計量を一意的に決めるには、均等確率(等方的ユークリッド空間)でなければならない。)この P ( N ) を(従属変数がついた)ガウス分布 P ( t ) で近似すると ϕ = 0 t P ( t ) d t を得るが、時間 t が十分大きいとき、この積分は(従属変数がついた)ニュートンポテンシャルをあたえる。従属変数に対応する確率 p i は、従属変数を無視するとき任意の値と次元を持てる。これはニュートンポテンシャルの力学的解釈である。
  G を重力定数、 c を光速度、 M を成熟ハッブル半径内の全エネルギー成分の質量換算値、 σ G 2 を重力をつくるガウス分布の分散とすると、 G M σ G 2 = c が成り立つ。一方、電荷を e 、電子の質量を m e 、クーロン力をつくるガウス分布の分散を σ e 2 とすると、 e 2 m e σ e 2 = c が成り立つ。上式は M の一部を排除しても成り立つが、 e 2 における電荷 e のどちらか一方を排除すると成り立たない。したがって、重力生成の逆過程は M の一部の排除(宇宙検閲)を実現できる。
 物質宇宙と非物質宇宙は因果的な相互作用はしない。これはプランク定数の値や次元が物質宇宙と非物質宇宙で異なることを意味する。なぜならば、2個の系はシュレーディンガー方程式 i ψ t = H ψ = h 2 π を共有するとき因果的な相互作用をするが、プランク定数 h の値や次元が異なるとき、2個の系はシュレーディンガー方程式を共有できないからである。背景宇宙と細胞宇宙はプランク定数の値が物質宇宙と異なる非物質宇宙であり、不動産宇宙はプランク定数の次元が物質宇宙と異なる非物質宇宙である。(ただし、物質宇宙と背景宇宙は対称的である。)
 物質宇宙に限定しても、地平線の外側(光が侵入できない領域)は地平線の内側と因果関係を持たない。光媒質は光速度不変の原理により運動できないので、光は光媒質をこじあけること(光媒質の内部に侵入すること)ができない。したがって、光媒質の内部は地平線の外側である。光媒質の内部には、光の実体(モノポール)、対称宇宙側の光と重力子の(非因果的な)実体であり対称宇宙側のモノポールとハドロンを(非因果的に)結ぶ数論の実体(超弦理論)、θ真空(インスタントン)、超対称性粒子、ヒッグス場、ダークマターの実体(ダークマターボソン)、ダークエネルギーの実体(ダークエネルギーフェルミオン)、細胞物質宇宙、不動産物質宇宙が存在する。
 地平線の内外は(超弦理論をのぞき)境界上(地平線上)で因果的に相互作用する。(ただし、光媒質の内部と外部およびその境界(地平線)の3者は空間内の1点を共有する。)たとえば、光子はモノポールと地平線上で同一視される。また、光媒質の外側が温度の影響を受けないとき、対応する地平線上の温度は光媒質の内側が決める。たとえば、ダークマターやダークエネルギーはバリオンと熱的な相互作用はしないので、対応する地平線上の温度はダークマターボース分布やダークエネルギーフェルミ分布の温度である。(ダークエネルギーフェルミ分布の温度は物質宇宙誕生時温度と等しく、ダークマターボース分布の温度は物質宇宙誕生時温度から変化してゆらぐ。この温度ゆらぎはハッブル緊張を引き起こす。)また、細胞物質宇宙では、物質宇宙誕生時温度を k T として、理想気体の状態方程式 P C V M = k T が成り立つ。(任意の細胞物質宇宙は、 V M が集約した宇宙である。)ただし、 P C は細胞の最大圧力(好圧性細菌Colwellia marinimaniaeが増殖できる最大圧力 1400 atm 程度)であり、 V M は細胞の最小体積(Mycoplasma genitaliumの体積(直径 0.25 μm 程度))である。 P C V M は細胞の温度の影響を受けないので、対応する地平線上の温度は k T である。
 背景宇宙は物質宇宙誕生時温度をダークエネルギーフェルミ分布の温度として記憶し、それを細胞物質宇宙に伝える。また、細胞物質宇宙からその情報を受け取った細胞宇宙は、その情報をもとに微細構造定数を決定し、それを不動産物質宇宙に伝え、不動産物質宇宙はその情報を不動産宇宙に伝える。(これらの光媒質の内部が関わるワンウェイはサンデーである。)また、光媒質の外部にある温度を共有しない2成分に対応する光媒質の内部は因果的に温度を共有しない。また、異なる非物質宇宙のあいだいに観測(直接的な情報の送受信)は成立しない。
 物質宇宙と背景宇宙は対称的だが、プランク定数の値は異なる。人間原理はバリオン数を生成するが、背景宇宙は物質宇宙誕生時のバリオン数密度をダークエネルギーフェルミオンの粒子数密度として記憶する。(このバリオン数密度は細胞のバリオン数密度を内包する。)背景宇宙のダークエネルギーフェルミオンの粒子数密度は物質宇宙の場合の n 3 倍とすると、背景宇宙の長さの単位(背景宇宙のダークマターの半径)は物質宇宙の長さの単位(物質宇宙のダークマターの半径)の n -1 倍であり、背景宇宙の光速度は物質宇宙の場合の n -1 倍である。また、背景宇宙のプランク定数とボルツマン定数は物質宇宙の場合の n -2 倍であり、背景宇宙の重力定数と電気素量の2乗は物質宇宙の場合の n -3 倍である。すなわち、背景宇宙は物質宇宙の完全なミニチュアである。なお、人間原理は、初期ゆらぎのパワースペクトルの生成、バリオン数とレプトン数の生成、基礎定数の微調整、太陽内核融合の逆過程、潮汐摩擦の逆過程(月が恒久的に地球の地軸の傾きを保つこと)を実行する。
 ある都市のなかにいる独立した自我を持つ人間を iで指定し、その人間が持つ金融資産の初期値を u i とする。(ただし、 u i は不動産の体積 V に応じて変化する。)また、 u i N i 倍になることを、 u i N i 回の観測と考える。このとき、総金融資産 U U = i p i U i U i = N u i p i = N i N N = i N i u i = h 2 8 m V 2 3 n 1 2 + n 2 2 + n 3 2 である。ただし、 u i は(すべての不動産を不動産物質宇宙で集約した)体積が V の立方体のなかの自由粒子金融資産固有値、 m はこの系の原始質量(この次元は通貨・長さのマイナス2乗・時間の2乗である)、 h はこの系の原始プランク定数(この次元は通貨・時間である)、 n 1 n 2 n 3 はこの系の波数ベクトル量子数である。(したがって、 N を一定として V を増やすと金融資産 U i が減る。)また、 U は、エントロピー S = - i p i log p i 、不動産の体積 V 、総観測回数 N を独立変数とする一価関数である。( N は微視的な独立変数だが、 S は(空間座標と同様に) N から生じる巨視的な独立変数である。)このとき、 U の完全微分 dU は、 d U = U S d S + U V d V + U N d N = T d S - P 0 d V + μ 0 d N - P 0 = i U i p i V + i p i U i V μ 0 = i U i p i N + i p i U i N である。ただし、 T はこの系の温度、 P 0 はこの系の圧力の標本平均、 μ 0 はこの系の化学ポテンシャルの標本平均である。一方、完全微分 d U を2個の不完全微分 d Q d W の和で表すこともできる。すなわち、 d U = d Q + d W d Q = i U i d p i d W = i p i d U i = i p i U i V d V + i p i U i N d N = - P d V + μ d N である。ただし、 P はこの系の圧力の母平均、 μ はこの系の化学ポテンシャルの母平均である。化学ポテンシャルに着目すると、 N が十分大きいとき、標本平均が母平均に近づく過程は、母分散が σ 2 の中心極限定理 ( μ - μ 0 ) 2 = σ 2 N に対応するが、これは ( μ - μ 0 ) 2 0 と解釈できる。(ただし、 A A の平均を表す。)この解釈と2種類の d U の差が 0 であることより、 d Q d V 0 におけるエントロピーの増減 d S 0 d S 0 を得る。(これは中心極限定理の熱力学的解釈である。)したがって、 d Q d V 0 のとき、非保存量におけるエントロピー増大により、 p i は均等確率になる。すなわち、金融資産増加率 N i に格差がある社会(保守主義社会)は、(都市ごとに生じる)エントロピー増大により、金融資産増加率 N i が(ある都市のなかの)すべての人間で均等な社会(資本主義社会)に移行する。(このエントロピー増大の逆過程は、金融資産(所得をROEで割ったもの)を減らす現象(世代交代と基礎研究)に対応する。)
 ハミルトニアンと粒子数演算子の同時固有状態を j で指定し、ハミルトニアンの固有値を U j 、粒子数演算子の固有値を n j として、 U j = i n i u i n j = i n i が成り立つとき、同時固有状態 j の実現確率 p j に関する熱力学(形式的に U i U j に置き換え N n i に置き換えた熱力学)が成り立つ。ただし、その場合は、 p j = N j N N = j N j として、観測回数 N を導入する。この熱力学からは、金融資産(所得をROEで割ったもの)を保存量と考えて人々に分配する場合の熱力学(グランドカノニカル分布)が生じる。
 所得を保存量と考えて人々に分配するとき、古典統計 P V = k T が成り立つなら、所得の分布はマクスウェル分布になる。ただし、 T が居住不動産の平均評価額のとき、 P V は居住者の(固定資産税控除後の)平均所得であり、 T がその平均所得に対応する株式の平均評価額のとき、 P V は居住者の(所得税控除後の)平均所得である。(なお、不動産宇宙の質量・プランク定数・ kT の現実の値は、古典統計と矛盾しない。)所得の分布がマクスウェル分布になるなら、金融資産の分布もマクスウェル分布になる。このマクスウェル分布は金融資産が 0 以下の人数を 0 にするので、資本主義社会は、居住者の金融資産が 0 以下にならないように居住者の生活を保障する。したがって、資本主義社会に消費者金融は存在しない。また、資本主義社会では、都市ごとに1個ある不動産管理会社のみが不動産を所有するので、資本主義社会に住宅ローンは存在しない。
 観測は非因果的過程(意外な出来事が起こること)なので、意外性(情報量) -log p i を増やす。また、情報量の加法性は、平均情報量(エントロピー) - i p i log p i を定義する。これらはエントロピー増大のもう1つの解釈である。なお、エントロピー 0 、観測、エントロピー増大、エントロピー極大、非物質宇宙の別称は、Desolation、A man、Tumult、Silence、Demonである。
 保守主義社会の不動産宇宙は黒体放射を持たないが、資本主義社会の不動産宇宙は黒体放射を持つ。この黒体放射は経済成長を牽引する設備(牽引型)の減価償却期間を利用して不動産宇宙を満たす。この黒体放射の充満は(統一された黒体放射の温度と固定為替相場の実現のために)すべての都市で同時に生じるが、牽引型が交代するとき充満した黒体放射は消滅してあらたに黒体放射の充満がはじまる。(したがって、牽引型は一意的である。)資本主義社会では、牽引型が交代するとき不況が生じるが、この交代が資本主義社会の刷新であり、持続的な経済成長に対応する。一方、独占資本が経済成長を妨害し王の金融資産のみが増加する社会(王のROEが低下していく社会)が保守主義社会である。(一方、資本主義社会では、低ROEの金融資産は、高ROEの金融資産に移動し、ROEが平準化する。)
 独占資本は王による非物質宇宙(利潤と金融資産)の明示である。王による非物質宇宙の明示は政治的スペクトルの右派に対応するが、政治的スペクトルの左派は右派の否定(宗教と共産主義)により王によらない非物質宇宙の明示を黙示する。この左派が黙示するものは左派のプライバシーだが、右派はそれを侵害して左派(王国連邦)を保守主義社会に組み込む。なお、左派のプライバシーを(偶然であるか否かを問わず)実現することは、左派のプライバシーの継承者(左派のプライバシーを最初に実現したもの)のプライバシーの侵害である。(プライバシーの侵害は、偶然拾った落とし物の横領に似ている。)
 資本主義社会は保守主義社会(たとえば、生殖のプライバシーの侵害、死のプライバシーの侵害(寄付)、基礎研究のプライバシーの侵害(大学)、自我の放棄(麻薬)、集約自我の形成(ギャンブル))を異常不動産宇宙(正常不動産宇宙と斥力重力をつくるもの)に格納して商品にする。すなわち、資本主義社会は、性交・ポルノ・売春・寄付・大学・麻薬・ギャンブル・在来刑罰・政治的スペクトルを異常不動産宇宙に格納して商品にする。
 資本主義社会では、基礎研究は軍(これは株式会社である)が管理するプライバシーであり、その一環として軍が基礎研究の商用利用を許諾する。(ただし、左派のプライバシーの商用利用はその継承者が許諾する。)一方、保守主義社会では、基礎研究のプライバシーは侵害され、その一環として王が基礎研究を軍事や商用に利用する。次の年表はその歴史を20世紀を中心にまとめたものである。(ソースはウィキペディア・ChatGPT・Google AIモードである。(参考としてアートの項目も付記した。)なお、ラングランズ対応は、数論的大域的なときは難解で、幾何学的局所的なときは平易である。)

1900
プランク定数、プランク分布(プランク)
1902
統計力学(ギブス)
1905
光電効果、特殊相対論、ブラウン運動の理論(アインシュタイン)
1906
ボルツマン死去
1908
原子論の実証(ぺラン)
1911
ラザフォードの原子模型(ラザフォード)
1913
ボーアの原子模型、ボーアの量子条件(ボーア)
1914
第一次世界大戦
1916
一般相対論(アインシュタイン)
シュワルツシルト解(シュワルツシルト)
ラマヌジャン予想(ラマヌジャン)
ラスプーチン暗殺
1917
ヘッケのL-関数(ヘッケ)
ロマノフ朝崩壊、ソヴィエト政権成立(レーニン)
1918
プランクにノーベル賞
1919
イタリア戦闘者ファッシ創立(ムッソリーニ)
ドイツ労働者党創立(ドレクスラー)
コミンテルン創立(レーニン)
1920
ドイツ労働者党、ナチ党に改称
1921
イタリア戦闘者ファッシ、国家ファシスト党に改組
アインシュタインにノーベル賞
1922
スピン角運動量(シュテルン、ゲルラッハ)
フリードマン方程式(フリードマン)
ローマ進軍、国家ファシスト党政権成立
ソヴィエト連邦結成
ボーアにノーベル賞
1923
アルティンのL-関数(アルティン)
ミュンヘン一揆
1924
排他原理(パウリ)
ド・ブロイ波(ド・ブロイ)
1925
行列力学(ハイゼンベルグ)
ボース・アインシュタイン凝縮(ボース、アインシュタイン)
イジング模型(イジング)
「我が闘争」(ヒトラー)
1926
シュレーディンガー方程式(シュレーディンガー)
フェルミ統計(フェルミ)
レフシェッツの跡公式(レフシェッツ)
ぺランにノーベル賞
1927
不確定性原理(ハイゼンベルグ)
カルタン分解と対称空間(カルタン)
1928
ディラック方程式(ディラック)
ナチ党、得票率2.6%
1929
世界大恐慌
トロツキー、ソ連から追放
ド・ブロイにノーベル賞
1930
空孔理論(ディラック)
ゲーデルの不完全性定理(ゲーデル)
ナチ党、得票率18.3%
1931
モノポール、ディラックの量子条件(ディラック)
ド・ラームの定理(ド・ラーム)
満州事変
1932
中性子発見(チャドウィック)
アイソスピン(ハイゼンベルグ)
「量子力学の数学的基礎」(ノイマン)
チェフ・ホモロジー(チェフ)
ナチ党、得票率37.3%
アインシュタイン、アメリカに移住
ハイゼンベルグにノーベル賞
1933
ナチ党権力掌握
ノイマン、アメリカに移住
シュレーディンガー、ディラックにノーベル賞
1934
中性子による元素の人工転換(フェルミ)
1935
シュティーフェル・ホイットニー類(シュティーフェル、ホイットニー)
チャドウィックにノーベル賞
1936
チューリングマシンの停止性問題(チューリング)
大粛清開始(スターリン)
1937
中心極限定理の証明(レヴィ)
日中戦争
アルティン、アメリカに移住
「黄色い背景の女」「座る女」(ピカソ)
1938
フェルミ、アメリカに移住
フェルミにノーベル賞
1939
原子核分裂発見(ハーン)
第二次世界大戦
T4作戦
1940
パウリ、ゲーデル、アメリカに移住
1941
独ソ戦
ホロコースト
真珠湾攻撃
1942
ポントリャーギン類(ポントリャーギン)
原子核分裂連鎖反応の制御(フェルミ)
アメリカ海軍、オペレーションズ・リサーチ・グループ設置
マンハッタン計画(オッペンハイマー)
1943
ENIAC開発開始(ペンシルベニア大学)
1944
チャーン・ヴェイユ理論(チャーン、ヴェイユ)
爆縮レンズ(ノイマン)
1945
プログラム内蔵形式(ノイマン)
ヤルタ会談(ルーズベルト、チャーチル、スターリン)
ソ連軍、ベルリンを占領、ヒトラー自殺
パルチザン、ムッソリーニ射殺
原爆投下、ポツダム宣言受諾
1946
チャーン類
1947
ラムシフト
1948
くりこみ理論
経路積分
情報理論
トランジスタ
パレスチナ戦争
1949
ヴェイユ予想
1950
テイト論文
朝鮮戦争
1953
小平消滅定理
DNA二重らせん構造
1954
ヤン・ミルズ理論
ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理
1956
セルバーグ跡公式
チャウ群
スターリン批判
1957
BCS理論
久保公式
アイヒラーコホモロジー
導来関手による層コホモロジーの定義
グロタンディーク・リーマン・ロッホの定理
K理論
1958
佐藤超関数
集積回路
1959
レッジェ軌跡
アハラノフ・ボーム効果
志村多様体
岩澤理論
1960
南部・ゴールドストーンボソン
スキーム
1961
スキルミオン
概均質ベクトル空間
1962
久賀・佐藤多様体
キューバ危機
ビートルズレコードデビュー
1963
超伝導におけるゲージ場の質量化
エタールコホモロジー
導来圏
アティヤ・シンガーの指数定理
テイト予想
佐武同型
1964
クォーク模型
ヒッグス機構
K中間子崩壊のCP対称性の破れ
1965
3K宇宙背景放射
BSD予想
ソリトン
北爆開始
1966
文化大革命
1967
ワインバーグ・サラム理論
サハロフの条件
ラングランズ・プログラム
ホッジ・テイト分解
逆散乱法
1968
ヴェネチアーノ振幅
モチーフと標準予想
電子深非弾性散乱実験
1969
パートン模型
宇宙検閲官仮説
UNIX開発開始
1970
ハドロンの弦理論
ハリソン・ゼルドビッチスペクトル
佐藤・ベルンシュタイン多項式
D -加群
1971
ラモン・セクターとネヴ・シュワルツ・セクター
臨界現象とくりこみ群
ラマヌジャン予想をヴェイユ予想に帰着
ニュートリノ深非弾性散乱実験
ドルショック
1972
ブラックホールのエントロピー
アップクォーク・ダウンクォーク・ストレンジクォーク
1973
漸近的自由性
小林・益川理論
人間原理の提唱
第1次オイルショック
1974
双対超伝導描像
1/N展開
ヴェス・ズミノ模型
ホーキング放射
チャーン・サイモンズ形式
ヴェイユ予想の証明
チャームクォーク
1977
エニオン
関数体のラングランズ対応
ボトムクォーク
1979
藤川の方法
第2次オイルショック
1980
整数量子ホール効果
リーマン・ヒルベルト対応
1981
アーベリアン射影
ラフリンの思考実験
ベイリンソン・ベルンシュタイン対応
佐藤理論
1982
分数量子ホール効果
フォンテーヌの比較予想
インターネット
1983
ドナルドソン理論
Wボソン
1984
ベリー位相
アノマリーが消える超弦理論
ジョーンズ多項式
1985
ベイリンソン予想
1986
バックプロパゲーション
1987
ヒッチン可積分系
1988
位相的場の理論
国立生物工学情報センター(NCBI)設立
1989
COBE打ち上げ
ワールド・ワイド・ウェブ
ベルリンの壁崩壊
天安門事
1990
位相的弦理論
ブロック・加藤予想
( φ , Γ ) -加群
1991
ソ連崩壊
1993
局所イプシロン予想
1994
SW(サイバーグ・ウィッテン)理論
フェルマーの最終定理の証明
1995
Dブレーン
M理論
Gr=SW定理
幾何学的ラングランズ対応
フォンテーヌ・マズール予想
トップクォーク
Windows95
1996
5次元BPSブラックホールのエントロピー
1997
AdS/CFT対応
SW理論の弦理論的起源
4次元BPSブラックホールのエントロピー
1998
宇宙加速膨張の発見
ニュートリノ振動
2000
p 進局所ラングランズ予想
ITバブル
2001
谷山・志村予想の証明
WMAP打ち上げ
同時多発テロ事件
2002
ポアンカレ予想の証明
2003
キレン・リヒテンバウム予想の証明
2005
クォーク・グルーオン・プラズマ
2006
幾何学的ラングランズ対応の物理的解釈
佐藤・テイト予想の証明
ディープラーニング
2007
トポロジカル絶縁体
2008
リーマンショック
2009
プランク打ち上げ
2010
コルメズの関手
2012
パーフェクトイド空間
ファルグ・フォンテーヌ曲線
ヒッグス粒子
2014
イスラム国
2015
重力波の初検出
2016
ハッブル緊張
2017
ニュートリノのCP対称性の破れ確率95%
2019
エマートン・ジー・スタック
2021
ファルグ・ショルツ・プログラム
2022
ChatGPT

 宗教と共産主義のプライバシーは、それを最初に実現したもの(144thousandshares)が継承する。ただし、144thousandsharesの株主は、設立時株主とその実の子孫(実の子孫がない場合は実の親の実の子孫、以下同様)にかぎられ、そのプライバシーは守られる。

公開日2022年11月18日
最終更新日2026年08月18日
144thousandshares株式会社
代表取締役 大安のぼる



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